silhouetteシルエット
「光があたっての陰影、輪郭」が創り出す佇まいや造形美と「心地いい違和感」とを、家具(道具としての機能)に落とし込み、綺麗におさまりすぎないカタチを、ふと日常生活で感じていけるような家具をつくりたい。
日々、木を見たり、加工したりしていると、ふとした瞬間で木材が持つ綺麗さ、空気感によって、手を加えていく必要がないんじゃないのか。という感情を抱く時があります。
たまたま作り手のもとに来たこういった素材を、目的に向かって形にしていく事の、作り手の責任や、やりがいを感じる瞬間とも言えるのかもしれませんが。
これまで作り手としてしか、仕事をしてきていない自分一人での運営のため、至らない事も多々あるかと思いますが、作り手それぞれが持つキーワード、素材に対しての思いとお客さまの目的。そこに真摯に向き合って、取り組めるような仕事を続けていければと思っています。
家具職人
木下 太朗
Taro Kinoshita
- 1980
- 大分県別府市生まれ(京都育ち)
- 2002〜
- 大学卒業後、バイオリン製作学校在学中よりイギリスアンティーク家具修復業務(東京)
- 2005〜
- 職業訓練校、無垢材家具製作会社(神奈川)、ほか店舗什器制作会社勤務
- 2023〜
- 地元京都にて「silhouette家具製作所」として本格的に制作開始と同時に、小中高7年続けたチェロ演奏再開。新たに木彫も開始させたいと画策中(笑)